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急患2(妄想)

Category - シンイ妄想
今朝の続きです。
久しぶりに書いてみたら楽しかったな(*´∀`)
未熟な文章ですが、楽しんでいただけたら幸いです。








「患者は俺です」

「はあ? 何言って」

ウンスの言葉がそこで途切れる。
ぐいっと顔だけ後ろを向かされて荒々しく唇を奪われた。
(ちょっと待って! 患者はチェ・ヨン?)
抵抗しようとしても、しっかりと押さえつけられて動けない。
息を継ぐ間にヨンの舌が滑り込み、ウンスの口内を無遠慮に暴れ回る。
唇ごと食べられてしまいそうなほど深く口づけられ、やがて唇が離された。

ウンスが呼吸を整えていると、くるりと体の向きを変えられ、
眉根を寄せて苦しげな表情を浮かべるヨンと目が合った。

「イムジャ。俺の病を治してください。イムジャの姿が見えないと心配で、同じ宮中に居ると分かっていてもイムジャのことばかり考え、胸が苦しいんです」
ヨンは自分の衣の袷を力一杯開いてみせた。
「触って」
ウンスの心臓がどくりと跳ねる。
「それって病気なんかじゃなくて」
「いいから触って」

切羽詰まったヨンに気圧されて、おそるおそる袷に手を差し入れる。
ウンスの冷たい指先が引き締まった胸に触れる。
掌を押し付けると、その熱さと力強く脈打つ鼓動の早さに驚いた。
ウンスが触れたことで、ヨンの鼓動は更に早まる。

熱い素肌に触れていると、この胸に包まれた時の温かさが甦る。
ヨンの温かくも激しい愛情を全身で感じ、
夜毎、快楽の果てに幾度も飛ばされる感覚を思い出してしまう。

冷えていたウンスの手にヨンの体熱が移り温まる。
手から体の隅々まで熱が伝わっていくのが分かる。

昨夜も心と体で愛を確かめ合ったのに。
まだ足りないっていうの?
貪欲な自分自身に呆れてしまう。
ヨンだけを責めることは出来ない。

ウンスは薄赤く染まった顔を上げてヨンを見つめた。
「イムジャは平気ですか? おかしいのは俺だけですか?」
「あなたが病だって言うのなら、私も同じ病だわ。ずっとあなたのそばにいたいし、こうして触れ合っていたい」
ヨンはたまらずに、ウンスをきつく抱きしめた。
「ならば今、ここで。俺はあなたに触れれば治ります」

ウンスは体がふわりと浮いたような感覚がした次の瞬間、寝台の上にいて、天井とヨンしか見えなくなった。
ヨンの顔がぐっと近付くが、ウンスはそれを両手で制止した。
「やっぱりここは駄目。皇宮でこんなことしてるの誰かに見つかったらどうするの?」
「ここは随分前に封鎖され、忘れ去られた場所だ。誰も近寄りはしない。イムジャが心配することは何もありませぬ」
この部屋がある棟の鍵は全てかき集めてヨンが握っており、部屋の扉の鍵は新しく付け替えておいたのだから。
「手を引いてここまで来たじゃない。絶対誰か気付くわよ。あなたの体面が」
「イムジャと俺は夫婦となったのだ。体面など構うものか」

ヨンはウンスの手を振り払い、お喋りな口を塞いだ。
今度は優しく蕩ける様な甘い口づけ。
互いの舌をねっとりと絡ませ合い、吸い上げられれば、ウンスは何も考えられなくなる。
気付けば衣の下にヨンの手が入り込み、余裕のない淫らな手つきで撫でられていた。

「んっ……、待って、駄目よ。皺になっちゃう」
「皺ごとき……」
「私は気にするの! それに、この部屋すっごく寒いわ」
ヨンは短くため息を吐いた。
「ならば、皺にならない方法で」
「できるの?」
ヨンの口角が上がる。
「やり方は幾らでもあります」
そう言ってヨンは行為に没頭し、ウンスは悦楽の波にのまれていった。


***


嵐のような時は過ぎ、情事の余韻に浸る間もなく、二人は手早く身支度を整えた。
体を離すのは惜しかったが、ここは宮中である。
長居はできない。

「イムジャ、そろそろ良いですか」
「うん、大丈夫よ」
ふとヨンの顔を見ると、口元に紅が薄く残っていた。
「ちょっと待った! こっちに来て」
「何か?」
ウンスは寝台に腰掛けて、隣にヨンを座らせた。
「紅がまだ付いてるの。取ってあげるからじっとしててね」

ヨンの頬に手を添えて、手拭で口元を丁寧に拭っていく。
「もう、こうなるんだったら最初から言ってよね。化粧道具も持ってくるんだったわ。口紅が取れた言い訳考えなくちゃ」
「言うたらイムジャはここへ来ましたか?」
「そ、それは分からないけど……。騙すなんてあんまりだわ」
「騙してなど! 俺はただ、イムジャが恋しゅうて、苦しくて、真に病なのではと」
「それは病じゃないから安心して。よし、取れた」

ウンスは目の前にある形の良いふっくらとした唇を今一度見つめた。
この唇がついさっきまで私を……。
って何考えてるの!?
駄目よウンス、もう戻らなきゃ!
だけど、あと一回だけ……。
ウンスはヨンの魅惑的な唇にちゅっと軽く口づけた。

「さあ、行きましょう」
ウンスは満足げな笑みを浮かべ、立ち上がり歩き出そうとすると、後ろからぐっと強い力で肩を掴まれ引き寄せられた。
「行かせぬ」
「えっ?」
「イムジャは悪いお方だ。俺の我慢をいとも容易く踏みにじる!」
ウンスはヨンに軽々と持ち上げられ、寝台に落とされた。
「嘘でしょ? 冗談よね?」

ヨンの目の色が再び変わる。
ウンスを寝台に押さえつけ、覆いかぶさった。
「いやっ! 綺麗に整えたのにぃ! もう、駄目だったらぁ」


キスするんじゃなかった……。

後悔しても手遅れだ。

嵐のような時間が再び始まった。

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Category - シンイ妄想

10 Comments

itukitikal  

おはようございます(*^^*)

続きをありがとうございます♡

がっつく ヨン♡良いですね( 〃▽〃)
あれほど冷静沈着で何事にも動じず興味の無かった人が、なりふり構わず…( ´艸`)

パスにならなかったシーンは各自の妄想で~ということですね(笑)

ヨンの唇についた口紅をウンスが拭うシーンはメイキングを思い出しますね!妙に色っぽかったですものねぇ(///∇///)
あの厚ぼったい唇に触れられるウンス(ヒソンさん)が羨ましいです(*^。^*)

2回戦め突入でウンス、体は持つのかしらねぇ(*^O^*)

2014/11/20 (Thu) 07:33 | EDIT | REPLY |   

chihaya  

Re: おはようございます(*^^*)

>いつきさん
こんにちは(^-^)
昼間から我慢できなくなったヨンでした(*´∀`)

>ヨンの唇についた口紅をウンスが拭うシーンはメイキングを思い出しますね!
えっ!メイキングにそんなシーンがっ!?
私、まだメイキング見れてないんですよ(^_^;)
そのシーンは凄く見てみたいです~(*≧∀≦*)

皇宮で2回も…こんなことしてていいのかしら?
書いた私が言うのもなんですが(笑)

コメントありがとうございました♪

2014/11/20 (Thu) 14:01 | EDIT | REPLY |   

itukitikal  

ウフフ( ´艸`)

私…そのメイキングシーン好きなんです♡

そして仲良くキスシーンの映像を見ながら話す二人も( 〃▽〃)

メイキングシーンは良いですよ~

2014/11/20 (Thu) 16:43 | EDIT | REPLY |   

chihaya  

Re: ウフフ( ´艸`)

>いつきさん
またまたコメントありがとうございます!

いいですねぇ♡
仲良さげな二人のメイキングシーン、私も見た~い(*≧∀≦*)

でもまだまだ我慢します~。
シンイ卒業が近付いたら、一気に見ようと決めてるんです(笑)

2014/11/20 (Thu) 17:14 | EDIT | REPLY |   

テジャン  

おじゃまします

知りませんでした、貴方も書かれるんですね。
今 カテゴリ見たらありましたね、「シンイ妄想」
今更びっくりしてどうする?って話ですが。
日本には沢山のソン ジナ先生がいますね!v-410
幸せなヨンとウンスです。e-328
メイキング…ウンスのヒソンssiがかなり緊張してました。ミノは慣れたもんです。
何度みても、ヒソンssiで良かったと思います。

2014/11/20 (Thu) 19:04 | REPLY |   

chihaya  

Re: おじゃまします

>テジャンさん
はい、久しぶりに書いてみました。
妄想文を書いたのはシンイが初めてです。
ラストがあんな感じでしたし、シンイは妄想を掻き立てる何かがあるのでしょうね。
私は最近こういう妄想ばかりが浮かんで困ってます(笑)

キスシーンのメイキングですよね?
慣れたミノくん…萌えちゃう(*´艸`)

>何度みても、ヒソンssiで良かったと思います。
凄くよく分かります!
そうじゃなければ、絶対ここまでハマらなかったと思います!
ウンスがヒソンさんで良かった!
ヨンがミノくんで良かった!
シンイで二人に出会えて幸せです♡

コメントありがとうございました♪

2014/11/20 (Thu) 20:43 | REPLY |   

まらいかか  

こんばんは♪

改めてこちらで、挨拶させてもらいます。
更新ありがとうございます♪
とっても嬉しいです。(≧▽≦)
ヨンが必死にウンスを求めていて、なんだか可愛いと思ってしまいました。
形の良い魅惑的な唇。。。
えぇ、本当に!! いいですよね(//∇//)

宮中ですもの、いつ叔母上に見つかるかと少しドキドキしました。が、無事いたせたようで(笑)

やっぱり、ちはやさんのヨンとウンス、大好きです♪

2014/11/21 (Fri) 22:45 | EDIT | REPLY |   

chihaya  

Re: こんばんは♪

>まらいかかさん
続きも読んでくださり、ありがとうございます!
久しぶりだったので上手く書けていないところもあるでしょうが、喜んでいただけたようで嬉しいです(*^-^*)

画面越しの私たちをも魅了するヨンの唇♡
たまりませんね(*´艸`)

私はこの部屋での逢瀬は1度きりではないと思っているので、いつか叔母さんの耳に入って叱られそう(笑)
気持ちは分からんでもないが我慢しろ、みたいな感じで(^▽^)
あぁ、どこまでも妄想は尽きません!(笑)

コメントありがとうございました♪

2014/11/22 (Sat) 00:10 | REPLY |   

にゃんたろ  

しわにならない方法

番外編でかいてくれ~~~!!!!!!!!!
体位は・・・アレか??
ん?コッチか???
妄想が進む。。。。

昨夜いたしたのに重病人とはヨン。。。。
参りました^^

素敵な二人を有難うございました

2014/11/22 (Sat) 11:21 | REPLY |   

chihaya  

Re: しわにならない方法

>にゃんたろさん
方法…。
私にはハードルが高くて書けませぬ~(*/▽\)
妄想で楽しんでくだされ♪

離れていた期間が長かったから(。>д<)
宮中でも毎日心配で心休まらず、ついに行動を起こしたヨンでした♡

コメントありがとうございました♪

2014/11/22 (Sat) 13:15 | EDIT | REPLY |   

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