二人が現代へ行ったらどうなるかという妄想をするのが最近楽しくて♪
6月ということで、ウンスの花嫁姿を妄想してみました。
どんなドレスが似合うかな?
画像お借りしました。完全に私の好みです(笑)
ウンスならシンプルなものも似合うだろうけど。
こういう可愛いのもいいな♡
ヨンのタキシード姿も見てみたい(*´∀`)
紺色も見つけました!
タキシードじゃないけど、こんなスーツでもいい♡
二人の結婚式。現代、高麗、どちらも見てみたかったな。
ってことで、私なりにちょこっと妄想してみました。
でも、式じゃないです。ただ衣装を着ただけ。
二人は既に結婚してます。新婚さんです。
どうやって現代に来たのかなど、細かい設定はしていません。
ちょこっとだけのつもりが、書いていたら長くなりそうなので2回に分けます(^_^;)
それでもよければお読みになってください。
街をぶらぶらと歩いているヨンとウンス。
ふと、あるショーウィンドウの前でウンスは足を止めた。
綺麗にディスプレイされた純白のウェディングドレス。
(こういうの、小さい頃憧れてたな)
久しぶりに目にしたドレス。思わず見入ってしまった。
「イムジャ。それは?」
「ん?ああ、これはね、天界の婚儀で花嫁が着るものなの。ちょっと前まで結婚なんて興味ないって思ってたけど、今だったらちょっとは着てみてもいいかなって…」
「婚儀は済ませたはずですが」
「あっ、そうよね。いやだわ、私ったら。もう行きましょ」
「待って。着てみたいのでしょう?」
「いや、いいのいいの」
そんなやり取りをする二人へ、店内から出てきた女性店員が声をかけた。
「あの、すみません。よろしかったらモデルになっていただけませんか?」
「引き受けてくださってありがとうございます!ちょうど新作ドレスのモデルを探していたところだったんです。お二人とも背が高くてお綺麗で、素敵なカップルだったのでつい声をかけてしまって」
「いえ、いいんですよぉ。暇だったし」
撮影は店と提携しているチャペルで行うとのことで、ヨンとウンス、女性スタッフ2名は車に乗って移動した。
車内でウンスは女性スタッフと会話しながら、腕組みをして黙って外を眺めるヨンをちらちらと見ていた。
(大丈夫かしら…)
よく見れば、腕を掴む手にぎゅっと力が入っている。
汗が一筋、額をつうっと伝い落ちる。
慣れない鉄の馬車に、相当緊張しているようだ。
(ごめんね。早く着いて…!)
新郎控室。
ヨンは窓際に立ち、外の風景を眺めていた。
(天界とはまこと不思議な場所だ)
先程まで乗せられていた鉄の馬車。
空を飛ぶ馬車もあるとイムジャは言った。
天高くそびえたつ建物を幾つもこの眼でしかと見た。
今、着ているものもそうだ。
(何と言ったか。たき…し…ど?)
「シャツのボタンはこうやってとめるのよ。はい、こっちに右足を入れて。ああ、それはまだよ。最後に羽織るの」
「次はこれを首に巻いて。あっ駄目よ、そんなに強く握ったらしわになっちゃう!だから駄目だってば!」
イムジャが着替えを世話してくれたが、勝手が分からぬゆえ何度も舌打ちをしてしまった。
天界の着物は腕も足も窮屈でかなわぬ。
これでは剣が振るえない。
新婦控室。
「あの、申し訳ないんですけど、急いでもらえません?一人にするのが心配で。あの人ったら、ちょっとだけ気が短いところがあるから…」
ウンスがモデルの話を引き受けたいと相談したとき、ヨンは構わないと言ってくれた。
だが、本当は迷惑だと思っていないだろうか。
タキシードに着替えさせているとき、何度も舌打ちをしていたし、明らかに不機嫌な表情をしていた。
きっと私のためだと思って堪えてくれているのだろう。
(ごめんね。すぐ終わらせるから)
ウンスはメイクとヘアセットをされながら、一人待つヨンを思った。
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