9月カレンダー

毎月ギリギリになってしまうカレンダー作り。
もっと余裕をもって作らなければいけませんね( ̄▽ ̄;)

続きを読む

スポンサーサイト

シンイでなつまつり2015 ~東屋にて。2~

なつまつり、2つめのお話です。
このお話だけ読んでいただいても大丈夫だとは思いますが、
よろしければ1つ前にアップした「東屋にて。1」をお読みになってから読んでいただけると嬉しいです。







東屋にて。2


ここへ来るのはもう何度目かしら。
いつ訪れても変わらないこの場所。
あの人とパートナーの契約を交わし、来られるときはここで会おうと約束した。
他愛もない話をしたり、短刀の扱い方を教えてくれたりもした。
あの人と会えるのがただただ嬉しかった。

あれからいくつもの季節が過ぎ、私は今あの人のそばにいる。
何もかもが懐かしく感じられる、思い出深い東屋で、二人並んで美しい夕陽を見ていた。


「ヨンア」

愛しい夫の名を呼ぶと、これ以上ないくらい優しい眼差しで見つめてくれる。

「大好きよ。愛してる」

胸に溢れるあなたへの想い。
全てを言葉で伝えきれないのがもどかしい。
だけど、どうしても声に出して伝えたかった。

「ヨンア。本当に愛してる」

あのとき、言えなかった言葉。
あのとき、飲み込んでしまった言葉。

今ならはっきりと言えるわ。
それが何よりも嬉しいの。
心を込めて、いっぱい、いっぱい、伝えたい。

「ヨンアー! 愛してるー!」
「イムジャ! 大声を出さないでください。ちゃんと聞こえております」
「いいじゃない、夫に愛を叫んだって。私たち結婚してるんだし、誰に聞かれたって平気だわ」
「ここではお止めください」

私の気持ち、伝わったかしら?

「……」

妻が愛の告白をしたのに、ため息を吐いて返すなんて信じられない。
だけど何だかあなたらしくて笑いが込み上げてきた。
まだまだ言い足りないけど、今日はこれくらいにしといてあげるわ。

「ねぇ、あなたはどうなの?」
「俺ですか?」
「そうそう。あなたの気持ちも聞きたいなぁ」
「俺の……」

ふふっ。困った顔してる。
あなたの色んな表情が見たくて、つい意地悪をしてみたくなる。

「ここでは言ってくれないの?」

眉間にしわを寄せ、口を引き結んでいる。
堅苦しく考えないで、もっと気軽に言ってくれたらいいのに。
無理難題を突き付けているみたいで可哀想に思えてくる。
頑固で口下手で不器用な人。
でも、そんなところも好きだって思ってるのよ。

本当は、あなたの気持ち分かってる。
言わなくても大丈夫よ。

不安なときは、あなたの瞳を見つめるの。
どれだけ私を愛してくれているか。
どれだけ私を大事に想ってくれているか。
熱い眼差しから痛いほど伝わってくる。

ほら、今も。
そうやっていつまでも私を見ていてね。
それだけで私は十分幸せよ。

困らせたままじゃ悪いから。
冗談よ、と言おうとしたとき。
私は愛しい夫の腕の中にいた。

本当に不器用な人ね。
そんなあなたが大好きよ。
ずっと、ずっと愛してる。



***



「ヨンア」

イムジャに名を呼ばれると、胸が鳴る。

「大好きよ。愛してる」

妻に好いていると言われて嬉しくない夫がいるだろうか。
嬉しくて、幸せで、頬が緩むのを抑えられなかった。

「ヨンア。本当に愛してる」

迷いなく、まっすぐに伝えられるイムジャの想い。
天界語は未だによく分からない。
だが、何を伝えようとしているのか、イムジャを見ていれば分かる。

優しい微笑み。
目の端に薄らと浮かぶ涙。
真心のこもった言葉が嘘偽りであるはずがない。

「ヨンアー! 愛してるー!」

思いもよらぬウンスの大声にヨンはぎょっとした。

「イムジャ! 大声を出さないでください。ちゃんと聞こえております」
「いいじゃない、夫に愛を叫んだって。私たち結婚してるんだし、誰に聞かれたって平気だわ」
「ここではお止めください」

ヨンはため息を吐いた。
ここをどこだとお思いか。
屋外であるが王宮の中だ、場所を弁えていただきたい。

「ねぇ、あなたはどうなの?」
「俺ですか?」
「そうそう。あなたの気持ちも聞きたいなぁ」
「俺の……」

イムジャへの想い。
軽々しく口には出せない。
深すぎるがゆえに、どう言い表せばよいのか分からぬのだ。
代わりに態度や行動で示しているつもりだが、伝わっていないのだろうか。

「ここでは言ってくれないの?」

真に困った方だ。
どうしても今ここで言わせたいらしい。
ヨンは言葉に詰まった。

イムジャを心からお慕いしている。
俺の全てはイムジャのものだ。
朝も夜も、片時もそばを離れたくない。
どんなに疲れ果てても、イムジャの顔を見て抱きしめれば一瞬で癒される。
いつまでもそばにいて、イムジャと共に生きていきたい。

イムジャの言う「愛」とは、こういうものなのだろうか。
イムジャの望みは可能な限り何でも叶えてやりたい。

「あ……」と言いかけたが、止めた。
らしくない、何か違う気がした。
(くそっ)

言葉にするのは苦手だ。
両腕にありったけの想いを込めて、イムジャを抱きしめた。
言葉に出来ぬほどの想いが伝わるように。

強く、強く。







テーマ:???
自由なテーマで書いてもOKとのことでしたので……あえて付けるなら、相思相愛かな?(´▽`)
二人が再会して結婚した後のお話でした。

なつまつりを企画してくださったりえさん、
最後まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!

↓気に入っていただけましたら、拍手ボタンを押してくださると嬉しいです(*^-^*)

テーマ : 韓国時代劇
ジャンル : テレビ・ラジオ

シンイでなつまつり2015 ~東屋にて。1~

シンイファンの皆様。
当ブログへお越しくださり、ありがとうございます!

今年もりえさんの夏祭りに参加させていただきました。
りえさん、いつも楽しい企画をありがとうございます♪
拙い文章ですが、少しでもお祭りを盛り上げられたら嬉しいです。

 シンイでなつまつり2015企画概要と参加者名簿







東屋にて。1


「そろそろ戻りましょう。日暮れが近い」

そう言われてはっとした。
もうそんな時間なの。
話に夢中になっていて、ちっとも気が付かなかった。
ここへ来たときにはまだ高く眩しかった太陽がすっかり傾き沈みかけていた。

「ちょっと待って」

楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
毎日来られないと彼は言った。
確かにその通りだった。
本当は毎日近くで顔を見て、無事を確認したいのに。
忙しい人を引き止めるのは悪い気がするけれど、もう少しだけ一緒にいたかった。

「チェ・ヨンさん」

名を呼ばれ振り返った人をまっすぐ見つめた。
チェ・ヨン。
歴史に名を残す、偉大な将軍。
そんな人に恋をしてしまった。
しかも、本気で。
好きになってはいけない相手だと、はじめから分かっていたはずなのに。
彼の姿を目で追って、彼の全てが気になって。
動き始めた心は止められず、好きにならずにはいられなかった。

「あのね、私……」

あなたが好きです。
そう言いたいのに。
口から出たのは、小さなため息一つ。

「やっぱり……何でもないわ」

言えるわけない。
私と彼は住む世界が違うの。
気持ちを伝えたとしても、きっと何も変わらない。
困らせるだけだもの。
忙しい人に、これ以上厄介事を増やしたくない。

それに、こうして一緒にいてくれるのは、約束したからだ。
義理堅い彼は約束を守ろうとしてくれているだけなのよ。
彼との未来を夢見てはいけない。
考えるべきことは、無事に元の世界へ帰ることだ。
ねえウンス、そうでしょう?

ヨンは何かを探るようにウンスをじっと見つめていた。

おかしいな。
喉の奥が熱くて痛い。
見つめられるのに耐えられなくなって、目を伏せた。

「もう帰りましょう。部屋まで送ってください」

そう言うと、ウンスはうつむいたまま歩き出した。



***



「チェ・ヨンさん」

名を呼ばれて振り返ると、医仙は真剣な面持ちで俺を見据えていた。
先程までよく動いていた口を閉じ、黙り込んでいる。
いつも饒舌な医仙に黙られると落ち着かぬ。
訳の分からぬ天界語でもいい、声を聴いていたかった。

何かを言いたげではあるが、じっとしたままその場から動こうとしない医仙。
一体どうしたというのだ。
俺はまた医仙の機嫌を損ねるようなことをしてしまったのだろうか。

「あのね、私……」

思いつめた表情で、何を言おうとしている?
近寄って、瞳の奥を覗きこんだ。
明るさが消えた眼差しは睨んでいるようにも思えた。
朗らかな笑顔が見たいのに、笑わせてやることすらできない無力な己を腹の中で自嘲した。

「やっぱり……何でもないわ」

言いかけて止めた言葉は何だったのか。
だいたいの想像はついていた。
一度抱いた恨みや憎しみを消すことは容易ではない。
はじめから天界へ帰りたがっておられた。
当然だ、無理矢理得体の知れぬ男に連れ去られたのだから。
この地に居れば常に危険が隣にある。
そのような場所に留まりたいと思う者などいないだろう。
天界へ。故郷へと帰られたいのだ。
そう願う医仙を引き止めることなどできない。
罪深いこの俺が軽々しくそばに来いと言って抱き寄せていい相手ではない。

もし天門へ行きたいと仰られたら。
王に暇を願い出てみようか。
医仙を天門までお連れして、そこで天門が開くのをゆっくり待つのも悪くない。
無事にお帰しするのが俺の役目だ。
最後のときまで俺に護らせてほしい。
最後のときまでそばにいたい。
ただそれだけでいいんだ。







テーマ:片思い
ヨンとウンスがパートナーになって、しばらく経った頃のお話でした。

「東屋にて。2」はお昼頃アップする予定です。

↓気に入っていただけましたら、拍手ボタンを押してくださると嬉しいです(*^-^*)

テーマ : 韓国時代劇
ジャンル : テレビ・ラジオ

あと3日

また間が空いてしまいましたね(´▽`;)
最近何となくやる気がおこらなくてブログ放置気味です(@_@;)
書きたい記事が一つあったんだけどな、、、なんでだろ~。


さてさて、今年もりえさんの夏祭りに参加させていただくことになりました!
 シンイでなつまつり2015企画概要と参加者名簿

話を書くのは久しぶりで、ちゃんと書けるか不安でしたが。
書きたいと思えるネタが浮かんできたので、書いてみることにしました。

しかし、何事もギリギリにならないと始めない、ダメダメな性格(-_-;)
昨日やっとこさ4分の3くらいまで書けました。
まだまだ手直ししなくちゃいけないし、間に合うのか!?
あと3日! 頑張ります!


またまた久しぶりに覗いたツイッター。
男っぽいミノくんにドキドキしました♡

20150818-1.jpg

20150818-2.jpg

これは捕獲せずにはいられなかった(*´艸`)



じぃ~~~
20150818-3.jpg

分かってる!
遊んでる場合じゃないってこと、分かってますから~!(>_<)

40名以上の素敵な作家様が書かれるお話、読み手の一人としても当日を楽しみにしています♪

ヨンとウンスの衣装

2年前に始めたこのブログ。
シンイについて、ヨンについて、色々と書いてきたつもりでしたが…。
衣装のことはまだ書いてなかったみたいΣ(・ω・ノ)ノ
ってことで、今回は私が大好きな衣装について書いてみたいと思います。

続きを読む

テーマ : 韓国時代劇
ジャンル : テレビ・ラジオ

プロフィール

ちはや

Author:ちはや
2013年夏、BSフジで「シンイ-信義-」を見てハマりました。
シンイ熱とヨンへの愛はまだまださめません!

コメント大歓迎ですのでお気軽に♪

たまに妄想を書いていますが、何の心得もないただの素人が好き勝手に書いているだけです。
恥ずかしいのでひっそりとやらせてください(^_^;)

※パスワードについて
メールでお問い合わせいただいてもお答えできません。
予めご了承ください。

最近の記事
カテゴリ
最近のコメント
頂き物♡


여기






ありがとうございます♡
chima♡chima








月別アーカイブ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: